横山 自分の研究のために VRP を使い始めたのですが、「このツールは学生にも有効だ」とすぐに感じました。R言語はコマンドラインによるCUI環境ですが、それがいわゆる文系の学部に所属する学生にはハードルを高くする要因になっていました。しかし VRP があれば、マウス操作によるGUI環境で分析が進められます。 さらに、このツールで分析した結果は、R言語がインストールされたPC上であれば作業連携ができます。ということは、基本的な分析を大学の PC で VRP により行い、授業後は自分の PC にインストールしたR言語や Excel などでグラフを描くといった作業の続きができます。 授業において特定の分析用ソフトウェアを利用すると、使用できる PC が大学内の一部の PC に限られることが一般的で、自宅で課題を行うことができません。しかし VRP とR言語であれば、自宅の PC のR言語環境との作業連携により、授業の構成や難易度をかなり柔軟に設定できるようになります。
横山 PC にインストールする段階からサポートがあり、スムーズに使い始めることができました。VRP で使用できる分析手法から、自分で書いたプログラムによる独自の分析まで、このツール一つで全て行えるようになり、研究に非常に役立っています。実際に使用していると改善点なども見つかるのですが、NTTデータ数理システムが可能な限り対応してくれます。その際、営業担当の方にポイントを伝えるだけで、開発担当まで正確に伝達されます。スタッフ全員が統計やプログラムに関する知識やスキルをもっているため、信頼感や安心感も高いです。
今回は、「Visual R Platform」を活用していただいた事例についてご紹介しました。データマイニングを活用した課題解決について、少しでも興味をお持ちいただけたでしょうか?
2021年10月に「Visual R Platform」の後継製品として、AI・データ分析を内製化できるデータ分析プラットフォーム「Alkano」をリリースしました。Alkano を紹介するオンラインウェビナーを無料開催しておりますので、気になった方はぜひご参加いただけると幸いです。