Visual Mining Studioでどのような分析をされていますか?
A 主に3つの分析に活用しています。併売分析、キャンペーンマネージメント、集計です。
効果はいかがでしょうか?
A まず、併売分析ですが、毎週バッチ実行し、Microsoft Excel に出力した結果を担当者に提供しています。組合員の方は毎週カタログやインターネットの専用ページを御覧になりながら、注文をされます。そのため、商品のカタログ上の配置なども考慮する必要があり、担当者が商品を検索しながらすぐに併売率を見ることができるのでとても役立っています。数字は定量的な値なので、だれにでも比較が可能です。そこから次回の商品企画に役立つ情報を得ています。
次に、キャンペーンマネージメントですが、東都生活協同組合では、お得なキャンペーン、新商品や季節商品のキャンペーンを行っています。その際に、効率よく組合員様にご案内できるよう、Visual Mining Studio で分析を行っています。商品配送時にご案内を差し上げる組合員の方を選び、限られた時間で成果を上げています。また、キャンペーン成果の測定も行い、その都度、関係者には報告しています。
集計については、データが大量で Excel では集計できませんので、アイコンで直感的に集計ができるのがとても便利です。
データマイニングに取り組まれようと思ったきっかけは何でしょうか?
A データウェアハウスを導入し、環境が整ったので、さらにデータを分析し、業績に貢献しようと思ったことです。
データマイニングを始めるときに、不安だったことはありますか?
A やはり成果が上げられるか、それを数字として表せるか、ということと、統計やデータマイニングは専門ではないので、わからないこと、できないことが多いのでは、という点でした。
不安は解消されましたか?
A 成果については、数字で表し報告することで、内部でも認知が深まっていると感じていますが、データやキャンペーンの内容、状況は常に変化するので、まだまた不安が多いです。
データマイニングについても、詳細に理解しているわけではありませんが、実務に生かすことが大切なので、データマイニングの目的をテーマ毎に常に考え、わからないことはNTTデータ数理システムの技術サポートに聞くことで解消しています。
データマイニングのツールはいくつかありますが、NTTデータ数理システムの Visual Mining Studio を選ばれた理由は何でしょうか?
A 初期導入費用、翌年以降の保守費など、ランニングコストが抑えられていたことがまず一つです。
2つ目としては、Visual Mining Studio が持つ、スクリプト言語が便利なことが挙げられます。データマイニングにはデータの加工がつきもので、分析よりもむしろそちらの方が大事だと思うことがあります。特別な処理、データや分析の事情にあったデータ加工が便利な関数を多く備えたスクリプト言語で、数行で記述できる点は大変助かっています。
また、一度作ったスクリプトは再度利用可能で、データマイニング時間の節約に役立っていると思います。
最後に、技術サポートが充実しており、いつも的確なアドバイスが受けられる点を評価しています。
※Visual Mining Studio(VMS)は開発終了し、現在は後継ソリューションとなる Alkano を開発・提供しています。
おわりに
今回は、「Alkano」を活用していただいた事例についてご紹介しました。データ分析を活用した課題解決について、少しでも興味をお持ちいただけたでしょうか?
▼ビジネス(and研究)に活きる洞察(orインサイト)が得られるデータ分析ツール
Alkanoについてはこちら https://www.msi.co.jp/solution/alkano/top.html