労働時間などのコンプライアンスを守りつつ、いかに個人の能力を最大限に発揮させ生産性を高めるか。働き方改革の時代、その内容や質の向上が問われている。JRシステムでは JR 関連の各種ソリューションの経験やノウハウをもとに、Numerical Optimizer をエンジンとした「勤務シフト作成お助けマン」を一般企業向けに開発・提供し、好評を得ている。
Profile:JRシステム(鉄道情報システム株式会社)様
みどりの窓口でおなじみのチケット予約・販売システム MARS(Magnetic-electronic Automatic Reservation System:マルス)を1960年開発。以来、各種システムやネットワークの開発・運用を通して JR の業務の安心安全をサポートしている。またシステムインテグレーターとして「勤務シフト作成お助けマン」のようなサービス提供や、一般企業からの受託案件も請け負っている。
第二営業企画部 営業開発課 副課長 寺岡 洋一 様第二営業企画部 営業開発課 主任 市川 瞳 様
Numerical Optimizer は、必ず答えを出してくれる
御社の業務について教えてください。
寺岡 当社はみどりの窓口の発券システムをはじめ、これまで JR 関連で多くのクラウド/ネットワークソリューション、データセンターサービスなどを手がけてきました。そこで得たノウハウを活かして我々の部署では一般の企業様向けに各種ソリューションやサービスをご提供しており、「勤務シフト作成お助けマン」もそのひとつです。
寺岡 これまでの開発・サービス提供を通じて感じているのは、勤務計画のシステムは非常に奥が深いということです。通常の IT システムでは、入力データとシステムが出力する結果の紐づきは明確なことが多いです。しかし勤務計画はそこが曖昧です。勤務の希望日や必要とするスタッフ数、勤務時間などさまざまなルールが複雑に絡み合うので、設定しだいでは条件が厳しすぎて、シフト作成担当者様の狙いとする答えにならない場合もあります。どこまでを自動作成で支援し、どこからをシフト作成担当者様による結果の微調整にまかせるか、その見極めが難しいもののポイントとなりますね。