シミュレーション適用事例:コールセンター

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シミュレーション適用事例 として、シミュレーションで解決できる様々な事例を紹介しています。
NTTデータ数理システムで開発しているシミュレーションシステム S4 Simulation System 上での実装例もご紹介します。

背景

顧客への電話対応業務を専門に行う大規模な施設をコールセンターと呼びます。コールセンターに配置できるオペレーターの数には限りがありますが、回線数、オペレーター数が不足した場合、顧客側からビジー状態を待ち切れずに回線を切ってしまう「放棄呼」が発生してしまう場合があります。放棄呼率が高い状況は、顧客満足度の観点から非常に問題となります。放棄呼を減らすには、顧客の待ち時間を減らさなくてはなりませんが、予算の制限、資源の制限等がある中、ローリスク、ローコストで、様々な対応策を検討する必要があります。

コールセンターシミュレーション

S4 を用いた解決

S4 Simulation System で、このようなコールセンターをモデリングすると以下のようなイメージになります。

ある程度の規模以上のコールセンターでは、発呼があった場合、コール内容によってオペレーターへの振り分けを行います。シミュレーションを行う場合は、そのようなコールフローを作成する必要があります。S4 Simulation System を使えば、そのようなコールフローは直感的な操作で作成する事が可能です。より現実に即したシミュレーションを行うには、オペレーターごとの応対能力も加味する必要があります。オペレーターごとに応対時間の分布を変化させる事で、より現実に即したシミュレーションを行えます。また複数のオペレーターが対応可能だった場合に、どのような優先度で、割り当てるなどのルールがある場合もあります。このような設定も、S4 Simulation System では柔軟に行う事が出来ます。

おわりに

シミュレーションについて

他にもシミュレーションで解決できる課題の例をシミュレーション適用事例としてご紹介しています。
そもそもシミュレーションとは?シミュレーションってどうやるの?等の疑問をお持ちの方に向けて、具体例も交えて紹介・解説する【1から分かるシミュレーション読本】を無料公開しています。 よろしければ併せてご覧ください。

S4 Simulation System について

「S4 Simulation System」は、複雑なモデルGUI上で表現しを誰でも簡単にシミュレーションを行なえるソフトウェアです。本記事でも「S4 Simulation System」でのシミュレーション実装例をご紹介しました。
30日間の無償トライアルでシミュレーションモデルをご自身で動かしていただくことも可能です。ご興味をお持ちの方は下記のフォームからお問い合わせください。

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また、「S4 Simulation System」のご紹介とハンズオンでのシミュレーション体験を行うオンラインウェビナーを毎月無料で開催しております。ご興味をお持ちの方はぜひご参加ください。

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監修:株式会社NTTデータ数理システム 機械学習、統計解析、数理計画、シミュレーションなどの数理科学を 背景とした技術を活用し、業種・テーマを問わず幅広く仕事をしています。
http://www.msi.co.jp NTTデータ数理システムができること
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