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2022年10月25日 10:00
シミュレーション適用事例
として、シミュレーションで解決できる様々な事例を紹介しています。
NTTデータ数理システムで開発しているシミュレーションシステム S4 Simulation System 上での実装例もご紹介します。
背景
工場内や倉庫内のような構内物流を効率化することで、生産性、効率性を向上させる事は大変重要です。AGV における搬送システムを使えば、無人化、省力化することが可能となりますが、シミュレーションで AGV を効率よく運用する方法を検討したり、適正台数を検討する事で、さらなる効率化を図る事が可能となります。
構内物流モデル
以下のような工場における物流モデルを考えます。
- スケジュールにしたがい材料が到着します。材料は複数の工程を経て最終的に製品となり出荷されます。
- 在庫置き場には工程前、工程後の二種類があります。
- 各工程では工程前の在庫置き場にあるものが処理され、工程後の在庫置き場に置かれます。
- 工程間のものの移動は AGV(無人搬送車)によっておこなわれます。
- AGV は一定のコースを巡回します。在庫がない場合はその箇所を通り過ぎて次の箇所へ向かいます。
シミュレーション結果
S4 Simulation System を用いてモデル化すると下記の図のようになります。 (図をクリックすると拡大します) 工程数は3です
S4 Simulation System のモデル
AGV台数が1台の結果は次のようになります。
実際の分析では、AGV台数や AGV のルートを変えてみて、工程の稼働率、生産個数、リードタイム等の指標がどのように変わるかを検討する事で、適切な AGV の台数やルート、制御方法を検討する事になります。
サンプルプログラム
S4 Simulation System の構内物流のサンプルプログラムをダウンロードできます。
S4 Simulation System の構内物流のサンプルプログラム(複数製品対応)をダウンロードできます。
その他サンプルプログラム一式をダウンロードするにはこちら。
おわりに
シミュレーションについて
他にもシミュレーションで解決できる課題の例をシミュレーション適用事例としてご紹介しています。
そもそもシミュレーションとは?シミュレーションってどうやるの?等の疑問をお持ちの方に向けて、具体例も交えて紹介・解説する【1から分かるシミュレーション読本】を無料公開しています。 よろしければ併せてご覧ください。
S4 Simulation System について
「S4 Simulation System」は、複雑なモデルGUI上で表現しを誰でも簡単にシミュレーションを行なえるソフトウェアです。本記事でも「S4 Simulation System」でのシミュレーション実装例をご紹介しました。
30日間の無償トライアルでシミュレーションモデルをご自身で動かしていただくことも可能です。ご興味をお持ちの方は下記のフォームからお問い合わせください。
また、「S4 Simulation System」のご紹介とハンズオンでのシミュレーション体験を行うオンラインウェビナーを毎月無料で開催しております。ご興味をお持ちの方はぜひご参加ください。
http://www.msi.co.jp NTTデータ数理システムができること