最適化楽屋話#7 Excelアドインによるレイバースケジューリング

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最適化楽屋話#7 Excelアドインによるレイバースケジューリング

2019年12月17日 09:00

※当記事は2017年11月に執筆・公開されたものです。
※「Numerical Optimizer」は2022年3月28日より「Nuorium Optimizer」に名称変更しております。

Numerical Optimizer 開発責任者の田辺隆人でございます。

お久しぶりでございます。先日は数理システムユーザー会2017へのご来場、まことにありがとうございました。席上、お客様からブログは一体いつ更新するのだという声を頂きまして、また細々ながら発信を始めたいと思い立った次第です。

テーマは無理せず身近なところから始めようと考えた結果、私自身が折に触れExcelアドイン機能を使って作成した数理最適化のデモンストレーションを順次公開してゆこうかなと考えています。V19以降のライセンスをお持ちの方であれば、実際に走らせられるサンプルです。数理モデルは習うより慣れろですから、まずは動かしてみて感触をつかんでいただければと願っております。

第一弾に選んだのはレイバースケジューリング。居酒屋ランチ営業(9:00~16:00)に必要なアルバイトさんの募集のかけ方をどうしようかという話で、

グラフ_各時間帯で必要な人数

という人数を確保するために、

エクセルシート_シフトパターン

という、4時間帯5通りのシフトの方々をそれぞれ何人ずつ募集すればよいかを決定します。解説スライドエクセルシートモデルのダウンロードができます。

数理最適化モデルの基本というべき「重ね合わせ」タイプですが、人間が意外と苦戦する、だから強みを発揮できる問題と言えるでしょうか。シフトパターン2は実は不要で、次のような供給計画が出ます。ぜひお試しください。

グラフ_「最適シフト」が供給する人数(並べ替え)

田辺 隆人 株式会社 NTTデータ数理システム 取締役
Nuorium Optimizer 開発責任者
数理科学がプログラムとして世の中に出てゆく様子を追いかけ続けています。
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